6.通夜,葬儀(2015年4月1日~2日)

 
 臨終の日から葬儀の日までの3日間の記憶は,介護疲れか妻が亡くなった悲しみなのかにより断片的になっていました。大きな悲しみを感じないほどに,私の精神状態は狂っていました。
亡き妻に手向けし供花桜花 死を惜しむのか春雨に泣く 4月1日
お洒落好き似合ってないよ経帷子上から着せし派手フラドレス 4月1日
あの世でもお洒落でいてね副葬品はではで衣装棺の中に 4月1日
フラダンス好きで作った派手ドレス棺にかけて妻送り出す 4月1日
誰よりも心込めたる葬祭に妻好みしのハワイの色で 4月1日
妻のため鎮魂の曲ハワイアン通夜の式場静かに流しし 4月1日
私より別れの言葉棺うえ「あの世でもまた遊んで良いよ」 4月1日
40年お世話になって有難う伝えたかったが先逝く家内 4月1日
偏屈の吾との生活40年逝くまで妻は幸せなりきか 4月1日
想い出の数より重さ忘れない明るい笑顔で気遣う君を 4月1日
妻逝った悲しさに耐え強気の態 心の中は悲しさ溢れ 4月1日
妻の通夜弔問客の慰めが悲しみ耐える限界超えし 4月1日
プライドで醜態見せれぬ通夜の席妻のためにと涙かみしめ 4月1日
妻の通夜棺覗けば眠れる君「起きてこいよ」と言い涙ぐむ 4月1日
仏とは言わない妻の通夜の席今日見納めと何度も顔見し 4月1日
悲しさに耐える限界超えしとき悲しさ感じる感情なくす 4月1日
遊び好きお酒も好きで酔っ払う妻に飲んでと棺にビール 4月2日
亭主より先に逝くなと言うたのに願いむなしく黄泉に旅立ち 4月2日
愛込めた花に囲まる妻がいた苦痛なくなりすやすや眠り 4月2日
この吾も側に行くのは遠からじそれまで待ってほしいと伝え 4月2日
家内には三途の川の渡し賃持たせないから帰って来いよ 4月2日
妻逝きて桜満開野辺送り黄泉の国でも桜咲くかな 4月2日
斎場で”ありがとう”と”さようなら”言えない吾は心で感謝 4月2日
在りし日の面影偲び箸わたし無残に変わる家内の姿 4月2日
望みても帰宅でき得じ伏し妻が壺に入りて自宅で安らぐ 4月2日
悲しさか介護疲れのためなのか断片化する葬儀の記憶 4月2日
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